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●なぜ、あのお店が選ばれているのだろう?

こんにちは。

小冊子集客入門塾の遠藤です。

 

昨年末、タイトルに惹かれて

思わず衝動買いしてしまった本です▼

タイトルの『ストーリー』というワードが

私の頭の中で勝手に『集客用小冊子』と結びついて、

今後の原稿づくりのヒントになるのではと思い

読み始めました。

 

書かれている内容が質・量とも非常に濃すぎて、

読了するのに2カ月近くかかってしまいました。

 

結論をいえば、

私が期待した『ストーリー』の本ではなく、

お客さんから選ばれるために

同業他社とどのように差別化を図ればいいのか

事例を交えながら解説している本でした。

 

本の中で紹介されている主な企業を挙げると・・・

 

・マブチモータース

・ベネッセコーポレーション

・スターバックス

・アマゾン

・デル

・ブックオフ

・アスクル

・ファッションセンターしまむら

 

などで、どの企業にも共通しているのは

明確な『コンセプト』があり、

それに沿って商品やサービスを提供していることです。

 

著者曰く、

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コンセプトの定義は

「本当のところ、誰に何を売っているのか」

という問いに答えることです。

 (中略)

コンセプトの定義は『見たまま』ではないからです。

誰に何を売っているのか、

見たままであれば答えは簡単です。

 

パソコンの会社はパソコンを売っているわけですが、

本当のところ売っているものはパソコンではありません。

 

お客さんにしても、

本当のところをいえばパソコンそのものを

欲しいという人はほとんどいないのです。

お客さんが何にお金を払っているかというと、

パソコンを使うことによって得られる

『何か』なのです。

 

『本当に売っているもの』を考えれば、

同じパソコンメーカーであっても、

デルとヒューレットパッカードでは

コンセプトが異なります。

アップルはもっと違うでしょう。

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その企業がどんなコンセプトで商品をつくり、

販売しているのか、なかなか外側から見えません。

 

 

私はニュースを見ていて

時々疑問を感じることがあります。

 

「同じような商品を提供しているお店は

 他にもたくさんあるはずなのに

 なぜ、あのお店がお客様から選ばれているのだろう?」

 

その最たるお店が、

ファッションセンターしまむらでした。

 

ファッションセンターしまむらといえば

『安さ』を売りにしているお店です。

それでもずっと利益を出し続け、成長し続けているのは

同業他社にはない強力なコンセプトがあり、

それを一貫して実践し続けているからなのだと

この本を読んで納得することができました。