こんにちは。
小冊子集客入門塾の十河です。
今日は、小冊子・本の企画/執筆に入る前に
『経営理念』を本気で見直してほしい!
もし『経営理念』というものがないのなら、
是非つくってほしいというお話をします。
10年ほど前、
栃木県で小さな石材店を経営するA社長から、
「小冊子をつくりたいので手伝ってほしい」
という相談をいただき、
すぐに打合せがスタート。
その時のA社長のお話を要約すると、
・私たち石材業界は行き過ぎた安売り競争で、
売る側も、買う側も深刻な悪循環に陥っている
・手抜き工事のお墓づくりが増えている。
震度5強の地震で傾くことも……
・業者に言われるままに安い外国産の石でお墓を建てると
5年後に赤く変色してしまうことも……
さらにA社長は、
・お客様が外国産のお墓と国産のお墓の違いを
理解できないだろうと高を括って、
粗悪な墓を売りつける業者は本当に許せない
・国産の良さを丁寧に説明すると、
お客様は理解してくださる
・日本の石の産地と、
日本の石職人の技術を守りたい。
この伝統と文化を絶やすわけにはいかない。
・墓前で手を合わせて、
故人やご先祖様を偲び、
感謝する気持ちを大切にしてほしい。
この文化を子ども、孫へと伝えてほしい。
という理念を熱く語ったのです。
A社長の話を聞いた私は、
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たしかに、A社長の理念・志は素晴らしい。
でも、もし私が十河石材という会社の経営者なら
どうだろう?
お客様は安いお墓を求めている。
そうなると、どうしても外国産を中心に
取り扱うことになる。
これは時代の流れだから仕方ない。
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と、心の中で呟いていました。
ところが、その4年後にA社長から
こんな電話をいただいたのです。
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小冊子の効果もあって、
国産のお墓づくりが順調に伸びています。
そして、私の理念に共感してくれる
全国の同業者さんにコンサル指導させて
もらうことになりました。
コンサル先には小冊子をつくることを
強くおススメしていくよ!
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という嬉しい電話だったのです。
その言葉どおり、A社長の紹介で次から次へと
「小冊子をつくりたい!」というご注文を
いただいたのです。
さらにそれから2年後、A社長から
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東京の出版社から本を出すことになりました。
約200ページ分の原稿を自力執筆しましたが、
その原稿仕上げを御社に頼みたいというのです。
A社長から届いた原稿を読んでみると、
8章立ての構成になっていました。
第1章が経営理念の大切さ。
第2~7章が高額商品を売るためのノウハウ。
最後の第8章が
優良客とお付き合いさせていただくには、
やはり「経営理念が大切である」
というまとめの章になっていました。
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当初、「経営理念ではメシは食えない」
と考えていた私が、A社長から学んだことは、
・ノウハウの伝授だけではダメである。
ノウハウ+本質(理念)を伝えることが大切
・良い経営理念の元に優良客が集まってくる
・小さな会社こそ『経営理念』を大切にする
・忘れてしまいがちな
「お客様に良い商品をお届けしたい!」
という創業当時の初心を思い出す
ということでした。
もし、あなたが集客/営業用小冊子・本の
企画、執筆に入ろうとしているのなら、
ぜひ『経営理念』を見直してください。
そして、これから執筆に入る本の中で、
「あなたの素晴らしい専門知識」だけでなく、
「理念」もしっかり伝えることが大切です。